かつて香川真司もプレーしたトルコの強豪ベシクタシュ。
2日にライバルであるフェネルバフチェとのダービーマッチを戦った。
両クラブは、国内で最も激しいライバル関係のひとつにあり、試合は荒れ模様の展開となった。
前半26分にベシクタシュの10番でキャプテンでもあるオルクン・ククチュが一発退場になると、セルゲン・ヤルチュン監督にもレッドカードが提示され退席処分に。
この時点でホームのベシクタシュは、2点をリードしていたのだが、サポーターが荒ぶる。
前半29分、コーナーキックを蹴ろうとしたフェネルバフチェMFマルコ・アセンシオに対して、スタンドからペットボトルなどが投げ込まれたのだ。
マルコ・アセンシオはその場に倒れ込み、ベシクタシュの選手たちもサポーターに対してやめるように説得していた。
映像では、コインのような物体も投げ込まれたように見える。
『Ensonhaber』は、「ダービーで事件!マルコ・アセンシオに異物が投げ込まれる。ベシクタシュは、永遠のライバルであるフェネルバフチェとダービーで激突。異物の直撃を受けたアセンシオは、ピッチに倒れた」と伝えていた。
今シーズンからフェネルバフチェでプレーするアセンシオは、29歳のスペイン代表MF。マジョルカでは家長昭博、レアル・マドリーでは久保建英と一緒だったこともある。
幸いにもアセンシオに怪我などはなく、試合はフェネルバフチェが2点差を跳ね返し、3-2の逆転勝利を収めている。
『De Marke Sports』によれば、値千金の同点ゴールを決めたアセンシオは「この試合に勝つ必要があった。相手は勝点を落としていなかったから、差を縮める必要があった。今日の僕らは強烈なキャラクターを見せつけた。ハードワークの成果と言えるし、ファンの応援にとても感謝している」と試合後に語っていたそう。
フェネルバフチェは、今シーズンのリーグ11試合で7勝4分の2位、一方の6位ベシクタシュはこれで4敗目。アセンシオが言っていた相手はベシクタシュではなく、9勝2分で首位を走るガラタサライのことのようだ。