子どもたちのアイドルであるサッカー選手たち。ファンに愛され模範となるような存在であるが、いわゆる「ヒール」的な存在になる者も中にはいるものだ。

今回は『Givemesport』から「サッカーの歴史上最も嫌われた選手たち」をご紹介する。

クリスティアーノ・ロナウド

国籍:ポルトガル

所属した主なクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、ユヴェントスなど

クリスティアーノ・ロナウドは、その素晴らしいキャリアにより、サッカーのピッチで見た中で最も偉大な選手の一人と見做されている。それは当然のことだが、同時に彼は世界中のアンチに広く嫌われる理由もある。

彼の溢れんばかりの自信や傲慢さ、そしてピッチ上での自己中心的なプレースタイルは賛否両論の評価を導くものだ。多くのアンチは彼をエゴイストだと見なしており、特にライバルであるメッシとの比較で批判される。特に大きな試合で負けたとき、または思い通りにならないときには、彼は「駄駄を捏ねる」ことも。これを彼ならではの感情を表現していると見る人もいれば、敗北後の泣き言と感じる人もいる。

2024年の欧州選手権では39歳という年齢にもかかわらず、前線の主力として起用され続けたものの、厳しい角度からでもシュートを打ち続け、フリーキックも全て自分で蹴りたいと主張した。大会中に平均して1試合5本のシュートを打ち、結局、準々決勝で0ゴールのまま大会を終えた。このような自己中心的なプレーが、ロナウドを嫌うアンチを増やしているともいえる。

ジョン・テリー

国籍:イングランド

所属した主なクラブ:チェルシーなど

ジョン・テリーを支持しているのはチェルシーのファンであり、他のクラブを愛する人々には非常に嫌われた存在であった。彼のピッチ外での論争は、その素晴らしいキャリアや守備力を上回るほどのものがあり、多くのアンチは彼の傲慢な態度や派手な性格を嫌っていた。

2011年にはQPRのディフェンダーであったアントン・ファーディナンドに対する人種差別的発言で大きな非難を受けた。この件は、アントンの兄であるリオ・ファーディナンドとの関係を難しくし、イングランド代表内でも微妙な状況を生み出した。

さらに、テリーは元チームメイトであるウェイン・ブリッジのパートナーであったヴァネッサ・ペロンセルとの不倫疑惑でも注目を集めた。このスキャンダルは、テリーとブリッジの以前の親友関係を考えると特に衝撃的であり、両者の関係を崩壊させたほか、アンチを極めて増加させた事件だった。

これらの出来事により、テリーの人間性に対する評価は分かれることになった。ピッチ上でのリーダーシップや守備力を高く評価する声もあったが、彼の私生活や態度に対する批判も少なくなかった。