サッカーにおいてライバル関係ほど盛り上がるものはない。対抗意識が生み出すエネルギーは、様々なトラブルも引き起こすものの、それ以上に試合をエキサイティングなものにしてくれる。
今回は『GMS』から「サッカーにおいて最高のライバル関係TOP5」をご紹介する。
5位:アル・アハリとザマレク
国:エジプト
このリストで唯一のアフリカでの試合だ。エジプトの首都カイロを本拠地としている2つのクラブの対戦は、およそ5000万人がテレビで視聴するという。
1971-72シーズンにはこのダービーマッチでの暴動によってリーグ全体が中止になっており、ファン同士が非常に激しいライバル意識を持っていることで知られている。
アル・アハリはエジプトのみならずアフリカ全体でも屈指のタイトル数を誇るクラブで、リーグを43回も優勝している。ただ、ザマレクもそれに次ぐ2位の成績を残しており、その対立構造に拍車をかけている。
4位:パルチザンとツルヴェナ・ズヴェズダ
国:セルビア
セルビアで「ヴェチティ・デルビー(永遠のダービー)」と言われている伝統の一戦。首都ベオグラードに本拠地をおいている2つの名門は、同国に置いて最も成功を収めた2つのクラブでもある。
その対立の根源は20世紀なかばまで遡り、政治、社会、文化的にも長くライバル関係を維持してきた。サポーター同士もつねに激しい衝突を行っており、試合前後も含めて数多くのトラブルや暴動が起こっている。
これまで173回の対戦をしているが、ツルヴェナ・ズヴェズダが68勝、パルチザンが49勝、そして引き分けが56回となっている。