現在ボルシアMGでプレーしている日本代表FW町野修斗が、ドイツでの生活に馴染めたキッカケは「林大地の一言」だったという。

町野修斗は2021年から所属した湘南ベルマーレで大ブレイクを果たし、2023年夏に当時ドイツ2部のホルシュタイン・キールへと移籍した。

1年目でクラブを1部昇格に導く活躍を見せ、さらにブンデスリーガでもシーズン11ゴールを決めた。クラブは降格してしまったものの、町野自身はその結果が評価されてボルシアMGに移籍している。

その町野が今回『DAZN』のプログラム『Mission 26』に出演。実はドイツ移籍後の3ヶ月ほどは「日本に帰りたい」と感じるほど馴染めずにいたことを明かしていた。

「練習が終わったら、誰よりも早くシャワーを浴びて帰るような時期を過ごしていたときに、ホームゲームの後で林大地くんに会って話したんです。

僕が『やばいっす。帰りたいです』って言ってたら、『絶対に帰ったらあかん。みんなそんな時期があるから』と。

『そうなんだ』と思って、そこで一回楽になりましたね。どんな選手もそんな時期を通っているんだから、僕だけじゃないんだなと。

数カ月後には、その人は日本に帰ってましたけど(笑)。でもその後からは、練習が終わってもサウナに入ってみんなとコミュニケーションをとったり、積極的に食事を誘ったりして乗り越えました。

言葉は喋れないとしても、マインドをオープンにすることで皆が喋りかけてくれるし、誘ってきてくれたりする。それが大事かなと思います。

ドイツに来てから3ヶ月くらいは、本当にキツかったです。でも今は少しだけですけどコミュニケーションもとれるようになって、成長しましたね」

ホルシュタイン・キールで戦っていた当時、ニュルンベルクでプレーしていた林大地と会話したことがキッカケになり、「自分だけじゃないんだ」と考えを変えられたという。

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奇しくも林大地は2024年夏にガンバ大阪へと移籍して日本へと戻ることになったら、逆に町野は彼の言葉によってヨーロッパで戦い続けられる勇気を手に入れられたようだ。

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