リーズ・ユナイテッドの監督を務めているダニエル・ファルケ氏は、先日のバーンリー戦で怪我から復帰した日本代表MF田中碧を称賛したという。

昨季リーズでプレミアリーグ昇格を成し遂げ、今季の開幕戦でも印象的な活躍を見せた田中碧であるが、その後怪我によって離脱を余儀なくされた。

9月20日のウォルヴァーハンプトン戦で復帰は果たしたものの、コンディションが上がらなかったこともあり、しばらくはベンチスタートが続いていた。

しかし25日に行われたウェストハム・ユナイテッド戦では久しぶりの先発出場を果たし、72分までプレー。2-1の勝利に貢献し、再び評価を高めている。

『Leed United.news』によれば、ダニエル・ファルケ監督は今週末のブライトン戦に向けた記者会見で以下のように話し、田中碧の本格復帰を喜んだという。

「アオは昨シーズン、我々にとってとてもファンタスティックな存在だった。もちろん、それは2部でのものだったし、彼がヨーロッパのトップリーグでプレーするのはキャリアで初めてのことだから、証明したいものがあるだろう。

しかしながら、言わなければならない。彼はプレシーズンで本当に強いチームを相手に素晴らしいプレーをしていた。そしてシーズンのスタートも本当に良かった。スタメンに入っていた。例えばエヴァートン戦でも本当にいい試合をしていたね。

怪我からの復帰初戦だ。マン・オブ・ザ・マッチになるようなことは期待していなかったが、非常に安定したプレーをして、素晴らしいパフォーマンスを見せて、自分の役割を果たしていたと思う。

あの試合では多くの時間で優位に進めることができて、最終的に勝利できた。彼は60~70分で疲れてしまったから交代せざるを得なくなったが、調子が上がらないときにはよくあることだし、彼が戻ってきてくれて本当に嬉しい。

彼が自分自身にもっと多くのものを求めているのは素晴らしいことだが、あまり自分を責める必要はないよ。怪我の責任は誰にもない。

エヴァートン戦は、彼がこのレベルでプレーできるということを証明するものになった。彼がリズムを取り戻して自信を持ってプレーすれば、さらに成長できる。それを確信しているよ」

ブライトンに所属している三笘薫は怪我のためにまだ復帰できておらず、「日本人対決」は実現しそうにない状況だ。

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しかしここまで出場機会が限られていた田中碧にとっては非常に大きなチャンスになりそう。先発出場での活躍に期待したいところだ。

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