前田大然、旗手怜央、山田新、稲村隼翔の日本人4選手が所属するスコットランドの強豪セルティック。

29日に行われたリーグ戦第10節フォルカーク戦で4-0で快勝し、リーグ戦3試合ぶりに勝点3を獲得した。

この試合で前田がハムストリングスのケガからリーグ戦3試合ぶりに復帰。旗手も後半から途中出場した。

山田と稲村はベンチ外だった。

27日にブレンダン・ロジャース監督が辞任したセルティックは、28日にかつて同クラブを指揮したマーティン・オニール監督を暫定監督に迎えた。

20年ぶりにセルティックの指揮を執る同監督は、前日に「興奮と緊張が入り混じっている」と話していたが、圧巻のゴールショーで自身の初陣を飾った。

3点をリードして迎えた後半21分にピッチに投入された前田は、見せ場こそ少なかったものの、持ち前の運動量と走力で前線の守備の圧力を強めた。

試合後にオニール監督は、ケガから復帰した前田についてこのように語っている。

「彼は本当によくやってくれました。まだ試合勘を取り戻している最中ですが、ストライカーらしい動きは素晴らしかったです」

同監督は続けて「理学療法士からは『前田は35分ほど出場できるだろう』と言われていました。どうやってその数字を計算するのか、私も学ばないといけませんね!」と冗談を飛ばした。

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前田は負傷の影響などで今月の日本代表には選ばれなかった。今季はワールドカップ前の最後のシーズンとなるだけに、さらなる活躍を期待したい。

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