スペインが誇る世界的強豪チームであるレアル・マドリーとバルセロナ。
苛烈なライバル関係にある両チームが対戦するエル・クラシコが、26日に行われた。
今回の一戦は、レアルのホームスタジアム、サンティアゴ・ベルナベウで行われたが、試合前から不穏なムードが漂っていた。
バルセロナの主力である18歳のスペイン代表FWラミン・ヤマルが「彼らは盗むし、文句を言う」とレアルを揶揄する発言をしていたためだ。
そうしたなか、行われた宿敵対決は乱闘沙汰が勃発するなど荒れ模様に…。
終了間際にはバルサMFペドリが2枚目のイエローカードで退場、レアルの控えGKアンドリー・ルニンにも一発レッドカードが提示された。
結局、ホームのレアルが2-1で勝利。レアルのヴィニシウス・ジュニオールやダニ・カルバハルはヤマルに対して、喋り過ぎだというようなハンドジェスチャーを見せていた。
バルセロナのブラジル代表FWラフィーニャは、怪我で試合を欠場したが、『Defensacentral.com』によれば、「彼は若さと未熟さゆえに、あの発言をしてしまった。彼の言葉はマドリーにさらなるモチベーションを与えてしまった」とヤマルに苦言を呈していたそう。
ただ、バルセロナDFロナルド・アラウホは「今日はラミンについて話すつもりはない。ただ、彼は素晴らしいプロフェッショナルだし、彼がチームにいてくれて嬉しいとだけ言おう。彼は成人だし、自分のやるべきことを分かっている」と擁護していたとのこと。
一方、レアルのシャビ・アロンソ監督は、「ラミンのおかげでチームがさらに奮起したかどうかは分からないが、モチベーションは高かった。この試合に勝つことが何を意味するのか、みんな分かっていたからね」と話していたそう。