日本人選手もプレーするスウェーデン1部リーグ。

春秋制の同リーグはシーズン佳境を迎えていたが、ミェルビーAIFが3試合を残して初優勝を決めた。

ミェルビーは20日に行われた第27節ヨーテボリ戦に2-0で勝利。2位ハンマビーとの勝点差は11となり、リーグ初制覇を飾った。

1939年創設のミェルビーがある本拠地ヘッレヴィクは、人口およそ1500人ほどの小さな漁村だそう(クラブ公式によれば、かつての人口は800人ほど)。

『Aftonbladet』によれば、35歳のトム・ペーターソンは、「何と言えばいいのか分からない。言葉にするのは難しい。間違いなくキャリアで最大の出来事」、キャプテンである30歳のイェスパー・グスタフソンも「本当に魔法のよう。夢が叶った。毎日お互いのためにハードワークをする優秀な選手が多くいる素晴らしいチームだ。優秀なコーチやトレーナーもいる。素晴らしいフィットネスチームが常に出場できるようにしてくれる。筋肉系の怪我をする人はほとんどいない。チームやサポーター、みんなのおかげ。一緒に成し遂げた」と語っていたという。

開幕前にミェルビーの優勝を予想していた人はほぼ皆無で、ブックメーカーは彼らの優勝に150倍以上のオッズをつけていたとか。

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同紙によれば、ミェルビーはかつて財政難から破産危機に瀕しており、そこからチャンピオンになったため、「完全な危機から近年のスウェーデン1部リーグで最もセンセーショナルな優勝へと至った物語」と伝えている。また、ミェルビーは「クラブに日本の哲学を取り入れた」そう。

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