日本代表はディフェンスラインに負傷離脱者が相次いでいるが、そのなかで存在感を強めているのが渡辺剛だ。

28歳の渡辺は、日本代表FW上田綺世とともにオランダの名門フェイエノールトでプレーするセンターバック。

この夏にベルギーのヘントから移籍金800万ユーロ(約14億円)ほどでフェイエノールトに加入すると瞬く間にレギュラーに定着した。

渡辺は、リーグ戦で開幕から無敗を続ける好調なチームを牽引するひとりになっていたが、19日のヘラクレス・アルメロ戦で移籍後初の欠場を余儀なくされた。

渡辺は日本代表として10日のパラグアイ戦と14日のブラジル戦にフル出場。ただ、3-2の歴史的初勝利を収めたブラジル戦では試合終盤に足を痛めていた。

『ESPN』によれば、渡辺はふくらはぎを痛めており、ロビン・ファンペルシー監督はこう説明していたという。

「(日本代表から)渡辺はいくらかの不調を訴えて戻ってきたが、我々はそれほど深刻なものではないと判断した。

昨日は一部のトレーニングに参加したが、本人は万全ではないと感じていた。残念ながらそれが続いている。

彼は日本代表として2試合に出場したが、そのリズムは彼にとって未知のものだ。

パラグアイとブラジルとの厳しい2試合を戦ったが、それにはリスクもある。木曜日(の試合)は出場が疑わしい。週末にかけてもこの状況が続く可能性がある」

渡辺はヘント時代に2年間で計100試合に出場した鉄人的な選手でもあるが、日本代表での2試合連続出場は初めてだった。指揮官は連戦の影響もあったと感じているようだ。

日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名

日本代表は11月14日にガーナ、18日にボリビアとの親善試合が控えており、渡辺の状態が懸念される。

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