守備陣に離脱者が相次ぐ日本代表のなかで、存在感を増しているのが、渡辺剛だ。
渡辺は28歳のセンターバック。
中央大学を経て、FC東京でプロになると、ベルギーでの活躍を経て、今シーズンからオランダの名門フェイエノールトでプレーしている。
空中戦の強さは日本人ディフェンダーのなかでトップクラスにあり、近年は足元の技術も高めている。
その渡辺がABEMAの密着番組で久保建英との秘話を明かしていた。
「(日本代表のなかで一番よく話すのは)断トツで久保建英ですね(笑)。彼は本当に一生喋っているので。代表中はほぼずっと一緒にいるので、仲いいですね。
あと、建英とは一緒にJ3の試合にも出てたりするので。俺が全然ダメな時も知っているし、彼が苦しんでいる時も知っているので、代表で会うと嬉しいですね。
彼がレアル・マドリーに移籍する時に僕にスパイクをくれたんですよ、サインして。『お金なくなったら、これ売っていいよ』って言われました(笑)
冗談で『(これから価値が)高くなっていくから』って言っていて。それはすごい忘れないですね」
渡辺と久保はFC東京でともにプレーした元チームメイト。FC東京U-23時代にはJ3も戦っており、お互いの苦しみも知っている仲だそう。
そんな久保は18歳になった2019年夏にFC東京から世界的名門レアル・マドリーへ移籍。その際、サイン入りスパイクを渡辺にプレゼントしつつ、ジョークも飛ばしていたそう。久保らしい発言だが、確かに値打ちは高くなっているはず。
日本代表は14日に王国ブラジルとの親善試合を戦う。渡辺と久保の仲良しコンビの活躍にも期待したい。