大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が所属するロサンゼルス・ドジャースが2年連続でワールドシリーズ進出を決めた。

ミルウォーキー・ブリュワーズとのナショナルリーグ・チャンピオンシップには4連勝。

特に17日の第4戦では大谷が衝撃的な活躍を見せた。投げては先発投手として6回10奪三振、打っては3本のホームランと大暴れ!

MLB公式によれば、投手として1試合で3ホームラン・10奪三振を達成したのは史上初。

スペイン紙『El Mundo』もこう伝えていた。

「大谷翔平、史上最高の個人パフォーマンスでドジャースをワールドシリーズに導く。

大谷は、野球史上最高の選手だ。バリー・ボンズ、ジョー・ディマジオ、ランディ・ジョンソンらの国でそんな主張をすることは、つい最近まで冒涜とされていただろう。

しかし、いまだに表現するのに通訳を必要とし、あらゆる評価のカテゴリーに収まりきらないこの日本人は、既成概念を打ち破り、純粋主義者、懐疑論者、そしてナショナリストたちの抵抗をもねじ伏せた。

彼はポストシーズン史上最高の個人パフォーマンスを披露し、チームをナショナルリーグ優勝、そしてワールドシリーズ出場へと導いた。投打両面で爆発的かつ、筆舌に尽くしがたい偉業を成し遂げたのだ。

謙虚さと静けさをもって野球の限界を書き換えた比類なき才能。仲間もライバルもほぼ理解できないほどそのプレーに圧倒され、ひれ伏す。

ドジャースの背番号17は、あらゆる記録を打ち破ることに慣れている。日本から直接メジャーリーグに挑戦すると、新人王を獲得、リーグMVPを3度受賞し、そしてスポーツ界で最も天文学的な金額で、ドジャースとの10年総額7億ドル(約1034億円)の契約を結んだ。

これはMLBのもう一人のメガスター、マイク・トラウトよりもおよそ3億ドル(約433.4億円)も多い。

NBAミルウォーキー・バックスのデイミアン・リラード(今年ポートランド・トレイルブレイザーズへ復帰)よりも年間約1000万ドル(約14.7億円)も多い。マイアミでレオ・メッシが稼ぐ数千万ドルよりも遥かに多い。

大谷には不可能と思える挑戦を突きつけられた。チームを優勝に導くこと、記録を打ち破ること、アジア市場を開拓することだけではない。

野球とプロスポーツビジネスの関係を再構築し、ファンに興奮をもたらし、それほど関心がない人々に興味を呼び起こし、世界中のメディアにニュースを提供すること。そして彼はそれを成し遂げた」

MLSインテル・マイアミでプレーするリオネル・メッシの年俸は2045万ドル(約30.2億円)だが、adidasとのスポンサー契約、MLSの放送パートナーであるAppleとのレベニューシェアでも収入を得ている。

大谷翔平は世界1位じゃない!世界最高給アスリート王

大谷はナショナルリーグ・チャンピオンシップのMVPを受賞。シアトル・マリナーズかトロント・ブルージェイズとの対戦となるワールドシリーズは、24日から始まる。

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