J1名古屋グランパスのデンマーク人FWキャスパー・ユンカーは、今季でJリーグ5年目のシーズンに臨んでいる。

だが、今季限りで名古屋との契約が満了になるデンマーク人FWには、母国復帰の可能性があるという。12日、同国メディア『Tipsbladet』が報じた。

2021年にノルウェー1部のボデ・グリムトからJ1浦和レッズへ移籍したユンカーは、赤い悪魔での2シーズンでJ1通算42試合に出場して16得点を記録した。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022にも出場し、同大会で優勝する浦和の決勝進出に貢献する活躍を見せた。

2023シーズンから名古屋へ移籍し、加入初年度は33試合16得点を挙げたが、昨季はリーグ戦19試合4得点。今季はリーグ戦13試合1得点を挙げるにとどまっている。

同メディアの移籍市場に精通した記者であるファルザム・アボルホセイニ氏は、冬にチームとの契約が切れるユンカーのデンマーク復帰について「まったくありえない話ではないね」とコメント。

同選手の古巣ACホーセンス(デンマーク2部)が獲得に動く可能性があると語った。

「エスベン・ハンセン(ホーセンスのスポーツディレクター)が動くんじゃないかな。彼(ユンカー)に契約ボーナスとして500万~600万クローネ(約1億1700万円~1億4200万円)と、月給20万~30万クローネ(約470万円~710万円)を出すぐらい容易なはずだ」

だが、ホーセンスは現在デンマーク2部に降格しており、アボルホセイニ氏は「ユンカーは2部でプレーするつもりはないと思う。彼はそれだけの選手だ」と、あくまで古巣復帰の可能性は低いと述べた。

最終的に同氏は「ユンカーはホーセンスより上位のチームへ行くと思う」と予想したが、「ただし、ホーセンスが何かとんでもないオファーを出してきたら、そのときは否定できない」と断言は避けた。

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ユンカーが今冬にフリーとなれば、母国のクラブからオファーが届くことが予想される。だが、Jリーグで多くのゴールシーンを生み出したストライカーには、他のJリーグクラブが獲得に動く可能性も十分に考えられる。

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