かつて日本代表の主軸選手として活躍した本田圭佑。
39歳になった現在も現役としてプレーしているが、2020年には自らが発起人となり、EDO ALL UNITEDというサッカークラブを創設した。
そのEDOは、昨季の関東社会人サッカー大会で2位となり、関東リーグ2部への昇格を果たした。
そうしたなか、本田は、旧知の間柄であるお笑いコンビ「アンジャッシュ」渡部建さんのYouTubeに出演。
「今後のサッカー界の戦術トレンド」について聞かれると、こんな話をしていた。
「あまりサプライズなく、今の進んでいる方向性でさらに質が上がっていく感じになるかなと思います。
さらに科学的根拠のあるトレーニングもより流行っていって、それをベースにした戦術なので、よりスピーディーで洗練された戦術がどんどんアップデートされていく。これまでの流れと一緒ですよ。
でも、それだけだと、サッカーっておもんないのも事実なんですよね。型が様々なのがおもしろい。
でも、そういうのが段々通用しなくなっちゃってきているので、ちょっと型が狭くなってる気がしますね、幅が。
(現代サッカーの何を変えたい?)
いまEDOのやってるサッカーもそうなんですけど、GKはハーフウェーラインまで上がります。GKを軸にビルドアップしていきますね。
当たり前なんですよね、普通に考えたら。(GKを)攻撃の核のプレーヤーとしてつなげた方が絶対に数的有利が作りやすいので。
(高い位置でボールを)たまにとられて失点しますね。とられて失点したことを叱ることはしないです。それをしたら、(GKは)上がりたくなくなるので」
より洗練された高度な戦術が一般化していくと予想しつつ、それによってプレーの幅が狭くなるとサッカーの面白さも減ってしまうと感じているようだ。
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そのうえで、本田は「自分で言うのもなんですけど、(監督が)天職だと思ってます。勝つか勝たへんかは、監督の責任だっていうのが一番しっくりしますね。全部自分のせいにされるほうがしっくりくる」とも話していた。
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