イングランド5部モアカムFCが、今月4日にクラブの運営を停止する見込みであることが明らかになった。
モアカムは「8月4日月曜日、クラブは正式に閉鎖されます。銀行口座には0ポンド、現場には現金がないため、運営は継続できません」と声明を発表した。
イギリスメディア『BBC』によると、モアカム買収を目指す投資グループ『パンジャブ・ウォーリアーズ』は「いつでも買収の準備ができている」と主張しているが、クラブのオーナーであるジェイソン・ウィッティンガム氏は依然として契約に合意しておらず、交渉が進展がほとんどない。
現在チーム活動を全面的に停止しているモアカムは今週初め、リーグ規定により8月20日まで資格停止処分を受けている。
クラブ存続に向けて時間的猶予がほとんどない状況だ。
パンジャブ・ウォーリアーズは「今すぐ契約に署名するように」とオーナーに強く呼びかけており、今後数日がクラブの命運を左右する決定的な局面となる。
モアカムは1920年に創設され、今年で創設105年目を迎えた歴史あるクラブ。かつてイングランド3部にも所属したこともあるが、近年は財政難に悩まされており、存続が危ぶまれている。