毎週木曜日に『DAZN』で最新作が発表されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。
今回はサウサンプトンに所属している日本代表DF菅原由勢がゲスト出演し、MCを務める内田篤人とトークを行っていた。
その中ではパネルトークも行われ、「出場機会」というテーマで菅原が語ったのは「日本代表での立場変化」だった。
アジアカップを最後に3バックシステムへと変更された日本代表において、菅原は右サイドのポジションを失ってしまった。しかしワールドカップ予選のインドネシア戦で途中出場すると、そこでダメ押しのゴールを決める活躍を見せていた。
菅原「正直、プレミアリーグに移籍して、チームでも試合に出ているし、力になれる自信もあった。その中で出場することができていなかった。試合に出たい思いが強すぎて、枕に叫んでいたくらいでした」
内田「その時は、誰かにその思いを話したりした?愚痴とか」
菅原「話したくはなりましたけど、自分がそれをこぼす前に言ってきてくれるんですよ。『大丈夫だよ』って。ブラボーおじさんが。
あの人、あれだけキャリアがありながらも、代表に来てメンバーにも入れない。なのに気をつかってくれる。『すぐ出られるから!大丈夫だよお前!頑張って練習しろ!ブラボー!』みたいな。
『凄いなこの人』と思いつつ、他の選手も励ましてくれているなかでゴールを決められた(インドネシア戦)んです。だから嬉しくて、泣いちゃいそうでしたよ。泣きたかったんですけど、雨がすごくて泣けないなと(笑)。
サッカー選手って、試合に出ない限りは価値がないじゃないですか。ベンチに座っていても価値がない。だからここはこだわりを持ってやっています」
それを聞いた内田は「それは誰もが通る道なんだよ。引退した身から言わせてもらえば、そんなのはちょっとなの。気にしなければ大丈夫」と答えていた。
番組ではそのあとにインドネシア戦後に行われたインタビューが放送され、菅原は「オレこんな良いこと言ってたんですね、惚れそうです」と感想を述べていた。