古橋亨梧

スコットランドでは中村俊輔が伝説的な存在となっているが、当時の時代背景もあってなかなか後には続かなかった。

“日本人ブーム”を生み出したのは、古橋亨梧がセルティックの英雄ヘンリク・ラーションと比較されるほど得点を量産したからだ。

ヴィッセル神戸で点取り屋としての才能が開花していた古橋は、2021年夏、横浜F・マリノスでJリーグを制覇したアンジェ・ポステコグルー監督が率いるセルティックへ。加入後半年も経たないうちに二桁ゴールを達成した。

すると半年後には、旗手怜央、前田大然、井手口陽介がセルティックへ。以降もセルティックは岩田智輝、小林友希、稲村隼翔を獲得し、他クラブでも田川亨介、小田裕太郎らがプレーしている。

坂元達裕

近年、イングランド2部には日本人選手が爆発的に増加している。

その理由として昇格すれば世界最高のプレミアリーグでプレーできることと労働ビザ取得の一部緩和が挙げられるが、坂元の功績も見逃せない。

J2・モンテディオ山形でプロデビューした28歳は、セレッソ大阪を経てベルギー1部のオーステンデへ。2シーズン活躍した後、コヴェントリー・シティへ加入した。

ベルギー時代は活躍こそするものの得点はゼロだった。しかしコヴェントリーでは得点能力を発揮し、大ケガで戦線離脱したもののシーズン7得点をマークした。

三好康児も同シーズンに6得点を記録したこともあり、シーズン終了後の昨夏には平河悠(ブリストル)、斉藤光毅(QPR)、大橋祐紀(ブラックバーン) 、田中碧(リーズ)、瀬古樹(ストーク)がイングランド2部でプレーすることになった。