今年1月にセルティックからフランス1部レンヌへ移籍した古橋亨梧。
30歳の日本代表ストライカーは新天地で出番を失っており、厳しい状況にある。
17日に行われたマルセイユとの今季最終戦でもベンチ入りしたものの、最後まで出番は訪れず。
2-4で迎えた後半アディショナルタイムには、40歳の大ベテランGKステーヴ・マンダンダが投入された。
かつて酒井宏樹らとともにマルセイユで活躍した元フランス代表GKマンダンダにとっては古巣凱旋であるとともに今季限りで契約満了となるレンヌでのラストゲームでもあった。
引退の可能性もあるマンダンダがピッチに入ると、古巣サポーターからも盛大な拍手が送られたとのこと。
このシーンは感動的と現地でも伝えられており、レンヌのアビブ・ベイェ監督は、マンダンダの投入についてこう語っていた。
「我々はマンダンダの出場を計画していなかったので、彼に出場したいかどうかを尋ねた。彼は引退するつもりはなかったので、お祝いにはしたくなかった。
私は彼の意向に従った。毎日、考えが変わったかどうか尋ねた。試合中も彼のことを見ていた。チームメイトたちが彼にあの瞬間を経験させようと後押しした。
私は彼のような選手を指導するために監督をしている。彼は並外れた人間だ。彼の監督を務められたことは、本当に光栄だ」
レンヌは12位で今季終了。
移籍金1200万ユーロ(19.5億円)で加入した古橋は、6試合120分のプレーで0ゴールに終わった。彼は構想外の危機にあるとされており、今夏の去就が注目される。