今季、リーズ・ユナイテッドでプレミアリーグ昇格を成し遂げた日本代表MF田中碧。
開幕直後の8月30日にフォルトゥナ・デュッセルドルフから電撃移籍すると、翌31日のハル・シティ戦でデビュー。以降、全試合に出場して5ゴールを挙げるなどチームの主力として活躍した。
レギュラーシーズン終了後の5月5日に行われたクラブの年間表彰では、サポーターが選ぶ今季のベストゴール賞、そして選手が選ぶ年間MVPのダブル授賞を果たしている。
そんな田中が7日、自身のInstagramを更新。現在の想いを明かした。
「シーズンが終わりました。
ヨーロッパに来て初めて自分がやってきたことが報われたと感じました。
ここまで来るのに時間がかかりすぎたし遠回りしたと思います。諦めかけそうな時もありましたがどんな時も自分を信じて、今自分にあるものでもがき続けたからこそここまで来れたと思ってます。
ただ誰よりも自分が理解していますが、まだ何も成し遂げてないですし、やっとスタートラインに立つ権利を得ただけなんだなと。
これからまた違う試練や壁にぶつかると思いますけどそれすらも喜びに感じながら成長していきたいと思います。
今まで以上に自分と向き合って自分の中の不可能を可能にしていけるように努力します。
#やるよ」
「時間がかかりすぎた」「遠回りした」「諦めかけそうな時もあった」と率直な言葉で綴った田中。
その中で、もがき続けたからこそ到達できたという感覚を持っている一方、まだ「スタートラインに立つ権利を得ただけ」と冷静に自身の立ち位置を分析しているようだ。そして最後には「#やるよ」と決意を表している。
プロデビューした川崎フロンターレから欧州へ渡り、4年。ついに世界最高峰の舞台へたどり着いた26歳の来季が早くも楽しみだ。