6日に行われた明治安田J1リーグ第15節、セレッソ大阪はヴィッセル神戸を相手に3-1の逆転勝利を収めた。

試合は45分に神戸の宮代大聖が先制弾。しかしセレッソはその直後に上門知樹のゴールで追いつくと、83分に柴山昌也、後半アディショナルタイムにラファエル・ハットンが決めてリーグ2連覇中の王者を突き放した。

リーグ戦で今季初の連勝を飾ったセレッソ。一方で怪我人が相次いでおり、神戸戦もベンチメンバーは1人少ない8人だった。

Jリーグ公式によれば、アーサー・パパス監督は試合後「皆さんも分かっていらっしゃると思いますが、ベンチの人数が1人少ない状況の中で、選手一人ひとりに対して、『チャンスが回ってきたら、いつでも出られる準備はしておけ』という声はかけていました。その中でしっかり戦って、攻撃しながら勝てたことは選手を褒めてあげたいです」と語っていたという。

セレッソはこの勝利により暫定12位に浮上。しかも、“関西対決”では開幕戦のガンバ大阪戦(5-2勝利)を皮切りに、14節の京都サンガF.C.戦(3-2勝利)、そして今回の神戸戦(3-1勝利)と3戦全勝を飾っている。

しかも対戦はいずれもアウェイ。自慢の攻撃サッカーが敵地で猛威を振るっているが、実は順位は4チームの中で最下位となっている(京都4位、ガンバ5位、神戸7位)。

春の珍事と言えそうだが、パパス監督は今季就任したばかり。今後、怪我人が戻ってくる中でチーム力が増し、後半戦は台風の目になることも十分考えられそうだ。

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セレッソは今週末、ACLE帰りの最下位・横浜F・マリノスとホームのヨドコウ桜スタジアムで対戦する。

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