4日に行われたセリエBで、ピサが34年ぶりとなるセリエA昇格を決めた。

1909年、「ピサの斜塔」で有名な街に創設されたクラブは、80年代にセリエAへ4度昇格。ブラジル代表ドゥンガやアルゼンチン代表ディエゴ・シメオネが欧州で初めてプレーしたのもこのクラブだった。

しかし、1990-91シーズンにセリエBへ降格すると、2年後にはセリエCへ降格。その後は度重なる財政難により苦難の道を歩んだが、2019年以降はセリエBに定着し、セリエA復帰を目指していた。

そして今季、現役時代イタリア代表の点取り屋だったフィリッポ・インザーギ監督が就任するとチームは序盤から上位につけ、中盤戦以降は首位サッスオーロに次ぐ2位の座を維持。

迎えた36節、ピサはバーリにアウェイで敗れ連勝が3でストップしたものの、3位のスペツィアもレッジャーナに敗れたため、自動昇格圏の2位が確定した。

インザーギ監督にとってはサレルニターナを途中解任された2023-24シーズン以来のセリエA。名門インテルを率いる弟シモーネ・インザーギ監督との「兄弟対決」が来季は復活することになりそうだ。

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ちなみに、インザーギ監督は昇格決定後『Sky Sports』のインタビューで「いつも通り、シモーネは最初に連絡をくれた一人だった。私にとって彼は模範なんだ」と明かしている。

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