30日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート準決勝。サウジアラビアのアル・ナスルは、川崎フロンターレに2-3で敗れ、まさかの準決勝敗退を喫した。
クリスティアーノ・ロナウドを筆頭にサディオ・マネやマルセロ・ブロゾヴィッチなど、世界的タレントを集めてきたアル・ナスル。地元での大会ということもあり川崎戦では元会長が大量のチケットを購入してファンへ配布するなど、必勝ムードを作り出した。
しかし、開始早々の10分に伊藤達哉の見事な先制点を許すと、なかなか思うような試合運びができず。一度はマネの同点弾で追いついたものの、大関友翔と家長昭博のゴールで突き放され、最後まで追いつくことができなかった。
クリスティアーノ・ロナウドは前半にオーバーヘッドやクロスバーに当たるヘディングシュートを放つも、散発的なプレーに終始。終盤に訪れた立て続けのチャンスも山口瑠伊や佐々木旭の好守でものにすることができなかった。
終了のホイッスルが鳴ると、自問自答しながら目には涙を浮かべていたロナウド。試合後にはXでこんな投稿を行っている。
「時には夢を叶えるのを待たなければならないこともある。このチームと、ピッチ上ですべてを出し切ったことを誇りに思う。
信じて、どんな時も支えてくれたすべてのファンにありがとう。皆さんの応援が、何よりの力になりました」
サポーターへの感謝を述べつつ、チームとともにピッチ上ですべてを出し切ったことを明かしていた。
前回のACL準々決勝敗退に続き、またしても決勝の舞台にたどり着くことはできなかったロナウドだが、アル・ナスルとの契約更新が近いと伝えられている。おそらく来季、再びこの舞台へ戻って来るはずだ。