アルゼンチン1部のヒムナシア・ラ・プラタは、元所属選手であるウーゴ・ガッティ氏が亡くなったと訃報を伝えた。
226試合に出場したレジェンドに「類まれな天才だった彼はポジション(GK)に革命を起こし、我々の歴史に深い足跡を残した。ロコ、本当にありがとう」と哀悼の意を表している。
アルゼンチン代表として1966年ワールドカップにも出場した80歳のガッティ氏は、”エル・ロコ(狂人)”と呼ばれた個性的なキャラの持ち主だった。
『TN』によれば、股関節を骨折した後、院内感染と腎不全を起こし、60日以上入院していたという。肺炎、心不全、腎不全を患い、集中治療室で人工的な昏睡状態に置かれていたが、回復は見込めないと家族が判断して、人工呼吸器を外すことを決断したそう。
現役時代の同氏は、リスクを恐れず、卓越した足元の技術を武器にする当時としては型破りなプレースタイルで、時代を先取りした先駆的なGKだった。また、長髪、カリスマ性、そしてメディアへの露出は、ピッチ内外で彼を象徴的な存在にしたとのこと。
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