元Jリーガーでもあるホン・ミョンボ監督が率いる韓国代表。
帰化選手候補として熱視線を送っているのが、ドイツ2部のニュルンベルクでプレーする21歳のMFイェンス・カストロプだ。
ドイツ人の父と韓国人の母を持つ、U-21ドイツ代表選手で、韓国はユルゲン・クリンスマン前監督時代から彼を注視してきた。
そのカストロプは19日のバーダーボルン戦で負傷交代を余儀なくされた。
右膝に包帯を巻いてストレッチャーで搬送され、ミロスラフ・クローゼ監督は「カストロプの負傷が大きな痛手だった。深刻なものではないことを願っている」とコメント。
ただ、現地では重傷説も報じられており、韓国の『NATE』は、こう伝えていた。
「ホン・ミョンボ監督に緊急事態!ドイツ系混血MFカストロプ、十字靭帯断裂の可能性も…W杯出場は『事実上不可能』。
ドイツメディアは『彼は膝が反り返る重傷を負った。激痛で震え、両手で顔を覆った状態で担架で運ばれた。右十字靭帯断裂の可能性が高い』と伝えている。
ドイツ人の父と韓国人の母を持つカストロプは、ホン・ミョンボ監督のチーム入りをめぐって常に憶測が飛び交っていた。
実際、ホン・ミョンボ監督をはじめとする韓国代表のコーチングスタッフが2月に視察のためドイツを訪問したと報じられていた。
残念ながら3月の代表メンバーには選出されなかったが、改善の余地が残されていただけに、今回の負傷はより痛手となる」
もし、前十字靭帯断裂で全治1年ほどとなれば、2026年夏のワールドカップは厳しいということだろうか。
韓国はワールドカップアジア最終予選グループBで首位に立っており、6月にはイラク、クウェートと対戦する。
また、カストロプは今夏にが移籍金450万ユーロ(7.2億円)でボルシアMGに移籍することが決まっており、ボルシアにとっても痛手とされている。