セルティックで有数のレジェンドとして知られているMFスティリアン・ペトロフが、日本代表MF旗手怜央のことを高く評価したようだ。
先日のキルマーノック戦で2ゴール1アシストを記録し、リーグの週間ベストイレブンにも選ばれた旗手怜央。今年の夏にはステップアップが噂されるなか、素晴らしい活躍を見せていた。
『heraldscotland』によれば、その旗手に対してセルティックのレジェンドOBである元ブルガリア代表MFスティリアン・ペトロフが以下のように評論していたという。
「私は旗手のことが大好きなんだ。彼についてのことだったら何でも聞いてくれよ。彼のすべてを気に入っているんだ。
少し昔の私と似ている選手だ。地に足をつけている。ときには批判されることもあるが、そこから必ず立ち直ってくる。
本当に一生懸命な人物で、どの試合でも100%の力を発揮する。素晴らしいゴールを決めるためのスペースを見つけるだけの知性も持っている。
先日のキルマーノック戦でも彼は素晴らしかったね。今シーズン最高のゴールの一つを決めてくれたよ。特にミッドフィルダーの選手からは、このような得点は最近生まれていなかったよね。
どのチームも完璧を目指すものだが、彼はちゃんとリスクをとって正しいポジションを取ろうとしている。信頼できる選手だ。それが彼の魅力だと思うよ。
私の昔のことを話せば、セルティックでとても成功に恵まれた7年間を過ごしたあと、次のステップを進めるべき時が来たと感じたんだ。自分自身に挑戦しなければならないと。
現時点で自分がどこにいればいいのか。それは選手自身が決めなければいけない。旗手のような選手は常に注目を集める存在になっている。
チームが好調であれば、当然のことながら最高の選手が注目を集めるものだ。旗手はそのクオリティを示している。
ゴールを決める能力があり、そのためのチャンスを生み出すこともできる。そのようなミッドフィルダーは計り知れない価値があるし、旗手はその能力があるよ。
もちろんセルティックは状況を注視しているはずだし、旗手に残ってほしいと思っているだろうね。この数シーズンは大きな役割を果たしてきたからね」
スティリアン・ペトロフは1979年生まれで、1999年から2006年までセルティックに所属した経験を持つボランチ。中村俊輔とともにプレーし、長く中心的な役割を果たしたレジェンドである。
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2012年に急性骨髄性白血病と診断されたことから現役を離れざるを得なくなったものの、その後病気を克服。現在はメディアでの解説者や選手のセカンドキャリア支援事業を行っている。