J2のカターレ富山は16日、YBCルヴァンカップの1stラウンド2回戦で、昨年の覇者であるJ1の名古屋グランパスと対戦。

試合はお互いチャンスを作りながら、スコアレスで迎えた延長前半9分、武颯のヘディング弾で富山が先制。しかしその2分後、名古屋はマテウス・カストロの強烈なミドルで追いつき、結局120分間で決着はつかず。

PK戦では5-5で迎えた7人目、富山は吉田新がきっちり成功させたのに対し、名古屋は佐藤瑶大のシュートが無情にも枠外へ。ホーム富山県総合運動公園陸上競技場での激戦を制した富山が3回戦進出を決めている。

富山にとっては2-2で引き分けたホームのレノファ山口FC戦から、中2日での死闘。週末も20日(日)にホームでのいわきFC戦が控えている状況だ。

そこで、46歳の小田切道治監督は、本日予定されていたチーム練習を急遽キャンセル。選手の休養に当てることにしたようだ。週末に試合がある中で木曜日の練習をオフにすることは珍しいと言える。

カターレ富山の公式Xは昨晩「急遽ですが、明日トップチームはOFFとなりました」と伝えるとともに、「何卒ご理解いただければと思います」と投稿。これに対し、富山のファン・サポーターからは「お疲れ様でした」「しっかり休んでください。ありがとうございます」といったコメントが寄せられていた。

今季11年ぶりにJ2へ復帰し、現在11位につけるカターレ富山。しかしここ5試合は勝利がないため(3分2敗)、ジャイアントキリングの勢いをなんとかリーグ戦へつなげたいところだ。

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なお、ルヴァンカップでは次戦、5月21日(水)に再びホームでJ1のアビスパ福岡と対戦する。

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