カターレ富山は7日、トヨタモビリティ富山株式会社とのオフィシャルパートナー契約を増額して締結し、2025シーズンよりユニフォームパートナーとなることが決まったと発表した。

昨季、J2昇格プレーオフを劇的な形で制し、11年ぶりのJ2復帰を果たした富山。現在はJ3よりも過酷なJ2の舞台を戦うための準備を、ピッチ内外で行っている。

そうしたなか、ユニフォームスポンサーで唯一枠が空いていたパンツ裏面に、地元のトヨタモビリティ富山が収まることになった。同社のコメントはこちら。

「11年ぶりにJ2へ復帰した2025シーズンにおいて、カターレ富山が不屈の精神で次の目標であるJ1昇格を目指され、『カターレ富山がこのまちにあって良かった』と誇れる存在になれるようこれまで以上に応援し、協賛を通じて更なる地域経済の活性化・地域社会の発展と、地域スポーツを通じたONE TOYAMAの実現に貢献してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします」

今回の契約について、カターレ富山の左伴繁雄代表取締役社長は自身のXアカウントにて、「昇格してユニフォームスポンサー空けたらクラブの名折れ」と、新体制発表会前日18時をタイムリミットで頼み込んだと舞台裏を投稿。即座に了承を得られたことで、「俺はもうトヨタ車乗るよ」と感謝の言葉を綴っていた。

左伴氏は大卒で日産自動車に入社。2001年に出向で横浜F・マリノス社長に就任したことからサッカーとの繋がりを深め、一度は日産プリンス神奈川販売の執行役員を務めながら2008年に退社し、湘南ベルマーレへ。その後も清水エスパルス、そして2021年4月からは富山で社長を務めている。

そんな左伴氏の「俺はもうトヨタ車乗るよ」発言は、日産自動車の現在の状況もあり一部のファン・サポーターをざわつかせたが、左伴氏はその日のうちに寒さの中で打った文章の脱字を報告。「俺はもうトヨタ車“も”乗るよ」だと訂正した。

「今この状況で日産を離れるわけにはいかないし、スカイラインは私の人生そのものだから」

愛車の写真とともにそう語った左伴氏。

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Jリーグ屈指の敏腕社長に支えられたカターレ富山は、今週末のJ2開幕戦、2月16日(日)に愛媛FCとアウェイで対戦する。

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