ドイツ1部のブレーメンに所属するミオ・バックハウスこと長田澪。

日本人の母とドイツ人の父を持つ、身長194cmを誇る20歳のGKだ。U-20ドイツ代表としてもプレーする逸材だが、日本代表も注視している。

昨季はレンタル先のフォレンダムで評価を上げ、バルセロナから関心を寄せられるまでになった。

だが、ブレーメンに復帰した今季は、守護神ミヒャエル・ツェッテラーの控えとなっており、1分たりともプレーしていない。冬にはデンマークのコペンハーゲンからオファーがあったが、ブレーメンはレンタル移籍も完全移籍も拒否した。

そうしたなか、『Bild』は「バックハウスがブレーメン退団か」として、彼の去就について伝えている。

「来季のブレーメン正GKがどちらになるのかという疑問は、まだ解決していない。

現守護神ツェッテラーのパフォーマンスは安定しており、最近3試合は1失点のみ。大幅に強化された守備の恩恵を受けている。

ブレーメンのトップチーム代表のペーター・ニーマイアーはこう語っている。

『ツェッテラーは他の多くの選手と同じように年明けはピークパフォーマンスを発揮するのに苦労していた。全員が努力して乗り越え、ポジティブな雰囲気を取り戻すことができた。ツェッテラーは大きなプレッシャーを感じていたが、好パフォーマンスを見せることで自信を取り戻し、気持ちも切り替えた』

しかし、今季公式の正ゴールキーパーとなったばかりのこのゴールキーパーの将来については依然として疑問が残る。

バックハウスが扉を叩いている。U-20ドイツ代表の彼は将来が有望視されており、もう1シーズンベンチで過ごすことは望んでいないだろう。

ニーマイヤーは『ミオの考えは分かっている。しかし、現時点では問題ではない』とも語っている。

決定はシーズン終了後だ。バックハウスは今後の計画を待たなければならない。ブレーメンでなくても、他の場所でプレー機会を得る必要がある。当面、ブレーメンはツェッテラーとの契約に固執している」

ブレーメンは2月から3月にかけて公式戦5連敗を喫するなど低迷し、ツェッテラーの守護神降格も噂されていた。だが、その後、チームは復調し、GK問題も立ち消えになった。

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そのなかで長田は出場機会を求めており、このまま控えになるのであれば、この夏に移籍することになりそうだ。

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