5日、元Jリーガーにして現在はYouTuberとして活動する那須大亮氏のYouTubeチャンネルに元日本代表FW柿谷曜一朗氏が出演した。

今年1月に現役引退を表明した柿谷氏は、動画のテーマであった「柿谷曜一朗のユース世代」について、ビッグクラブに練習参加した経験を語った。

2006年、当時16歳というクラブ史上最年少でセレッソ大阪とのプロ契約を結んだ柿谷氏。

同年、柿谷氏はアーセナルとインテルのユースチームの練習に参加した。

ビッグクラブでの練習を経験した同氏は、当時の状況について「海外でプレーしてる選手なんてほぼほぼいなかった」と語り、まだ日本サッカーが発展途上にあった時代の海外挑戦について語った。

アーセナルでの練習参加では、「手応えがあった」と語り、当時の指揮官であるアーセン・ヴェンゲル監督から直々に移籍を打診されたそう。

一方で、その後に参加したインテルの練習ではホームシックに苦しんだという。

柿谷氏は、16歳での経験について「早く帰りたいけど行かなきゃいけない、みたいな感じ。イタリアの人たちはイングランドの人たちより冷たく感じてしまった」と語っており、日本人選手に対する扱いも良くはなく、あまり受け入れてもらえなかったようだ。

1週間の練習参加のうち、2泊3日の遠征に参加した際には、3人部屋で2人のイタリア人選手と同部屋になり、コミュニケーションに苦しんだそう。

和英辞典しか持っていなかった柿谷氏は、英語での会話を試みるも、イタリア人には上手く伝わらないことも多かったと語る。

ホテルの部屋にはちゃんとしたベッドは2つしか用意されておらず、柿谷氏は何も言わず簡易ベッドを使うことになるなど、あまりいい思い出はなかったようで、柿谷氏は「めちゃくちゃ嫌だった」と振り返っている。

「インテルは嫌な記憶しかないくらい。めっちゃ勿体無いなと思うけど、当時は早く帰りたかった」と語った柿谷氏。

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プレーでもあまり手応えがなかったそうで、日本が誇る天才もイタリアでは苦しんだようだ。

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