5日、元日本代表FWの柿谷曜一朗氏が、元Jリーガーであり、YouTuberの那須大亮氏のチャンネルに出演し、自身のユース時代のエピソードを語った。

10代の頃、数々のビッグクラブのユースチームで練習に参加してきた柿谷氏。

アーセナル、インテルでの練習参加を終えた同氏は、U-17ワールドカップに参加した。

この大会でのパフォーマンスが評価され、今度は世界屈指の強豪レアル・マドリーからの練習参加のオファーが来たという。

レアル・マドリーのユースチームの練習に参加した柿谷氏は、スペインでのプレーについて、「手応えもあったし、感触も良かった」と語っており、良いパフォーマスを発揮できたそう。

アーセナルの練習に参加した際には、チームへの勧誘を受けたという同氏だが、レアル・マドリーでも同様、チームへの加入を打診されたという。

レアル・マドリー側から今の給料を尋ねられ、700万ほどだと答えると、「今すぐレアル・マドリーのBにおいで。うちの最低(賃金)は1800万円あるよ」と勧誘されたそう。

倍以上の賃金を提示されるも、結局オファーを断ったという柿谷氏。

同氏はオファーを断った理由について、「アーセナルやインテルの時と同じで、まだ日本人が海外で挑戦するという前例がそこまでないことへの不安とか。あまりにも自分が未熟すぎて、海外で一人で生活する実感が湧かなかった。早く日本に帰りたい、大阪に帰りたいと思ってしまったことが1番の原因」と語っている。

「今思えば『行っておけば良かった』と思うべきなんだろうけど、今思っても行ってない、行けてないと思う」と話しており、自身の決断に後悔はないようだ。

周りからも「本当に行かないのか」などと聞かれたそうだが、「全然大丈夫です、行かないですっていう感じ」だったという。

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結局、複数のビッグクラブが獲得に興味を示していたものの、柿谷氏自身の判断で、この段階での海外挑戦のチャンスは終わったそうだ。

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