5日、元日本代表FW柿谷曜一朗氏が、元Jリーガーの那須大亮氏のYouTubeチャンネルに出演した。

動画では、柿谷氏が16歳の頃、アーセナルへ練習参加した際のエピソードが語られている。

アーセナルでの日々は「手応えがあった」そうで、当時の指揮官アーセン・ヴェンゲル監督から直々に勧誘を受けたとも語る柿谷氏。

名将からの誘いを受けなかった理由として、柿谷氏は「1人で外国で生活するのが怖いというのがあった」と話す。

当時まだ16歳で、海外での一人暮らしには不安があったと語る柿谷氏は、さらに追い打ちをかけた原因として、アーセナルのレジェンドDFソル・キャンベルとのエピソードを語った

ヴェンゲル、キャンベル、ティエリ・アンリらと同じ卓での食事に呼ばれたという柿谷氏。

同氏は、グラスに水を注いでくれたキャンベルに対し、会釈をしたところ、キャンベルに「めっちゃ怒られた」と言う。

柿谷氏いわく、キャンベルは上下関係に厳しい人物のようで、しっかりと言葉でお礼を言わなかったことに怒っていたようだ。

この出来事について、同氏は「めっちゃ恐かった。ご飯なんていらないからもう帰ろうって思ったのをめっちゃ覚えてる笑」と当時を振り返っている。

キャンベルに対し、通訳が日本では会釈は感謝を伝えるものだと話しても、「知らん、ちゃんと言葉で言え」と言われたそうで、柿谷はこれが「めちゃくちゃ嫌だった。多分これが一番の原因だと思う笑」と自身がアーセナルに移籍しなかった理由はキャンベルにもあったと語った。

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16歳という若さで海外に練習参加した柿谷氏だが、若き天才にとって文化の差は大きな壁だったようだ。

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