インドネシアと中国が帰化政策によって強化を図っているが、この流れは世界的に広がっている。
スリナムサッカー連盟は7日、今夏までに6人の新たな選手がスリナム代表に選出される資格を得るためのプロセスを開始したと発表した。
この6人の中に、昨季までJ1柏レイソルでプレーした元U-21オランダ代表FWジェイ=ロイ・フロート(デンマーク1部オーデンセ)が選ばれている。
スリナムサッカー連盟はこれまで、旧宗主国であるオランダから同国にルーツを持つ選手を帰化させて代表チームを強化してきた。
現在、FIFAワールドカップ(W杯)北中米カリブ2次予選グループFで2連勝を達成してグループ首位を走るスリナム代表は、6月に2位プエルトリコ、3位エルサルバドルとの重要な連戦に臨む。
3次予選進出へ負けられない同国は、帰化政策によってさらなる代表チーム強化を図っており、元Jリーガーである巨漢FWに白羽の矢が立った。
今回、スリナムへの帰化プロセス開始が発表された選手は以下の6選手たちだ。
・フロート
・ジャン=パウル・ボエチウス(MF、ドイツ2部ダルムシュタット)
・ナイジェル・ロンウェイク(DF、イングランド2部ハダーズフィールド・タウン)
・テイラー・ウォーター(キプロス1部アポロン・リマソール)
・マルセレンシオ・エサハス(MF、オランダ2部TOPオス)
・ヤニック・レリエンダル(オランダ2部フォレンダム)
柏ではJ1通算21試合1得点にとどまったフロートだが、敵として来年のW杯で日本代表の前に立ちはだかる可能性も十分にありそうだ。