昨シーズンのJ1で2位だったサンフレッチェ広島は、2025年に覇権奪還を目指している。

開幕4試合で3勝1分と好調なチームを牽引している選手のひとりが、ルーキーの中村草太だ。

22歳の中村草太は前橋育英高校、明治大学を経て、今年プロ入り。持ち前のスピードを武器にJ1で2ゴール、ACL2で3ゴールと早くもスーパールーキーぶりを見せつけている。

元日本代表の中村憲剛さんもDAZNの『やべっちスタジアム』でこう絶賛していた。

「今シーズンに明治大学から加入したルーキーで、まだ1か月くらいしかやってないんですが、早くも公式戦5ゴールとルーキーとは思えない活躍を見せています。

(大学時代はゴールとアシストを量産したが)

普通はゴールが多いか、アシストが多いか、なんですが、彼の場合はどっちも多い。自分で獲れて、人にも獲らすこともできる珍しいタイプの選手かなと思います。

特筆すべき点はスプリント能力。ボールを持ってドリブルしてますからね(ボールを持っていないフリーランのようなスピード)。速いです!

それに加えて、技術、創造力、アイディアがありますから、相手からしたら…(厄介)。速いですね!

しかも、速さから、パスが出る。これがまたいいです。パスを出せる判断力も速い、全部速い。だから、広島のスキッベ監督のスピーディーなサッカーに彼のプレースタイルがぴったりハマっている」

単にスプリントスピードが速いだけでなく、判断力も速いとのこと。

やべっちことナインティナインの矢部浩之さんが「速い!短距離の陸上選手がひとり入っているみたい」と驚くと、憲剛さんも「そのレベルの速さですね」と同意していた。

日本代表の重鎮も!明治大学出身の最強の5名

なお、中村草太の今季トップスピードは、J1で40位タイの時速33キロ。総スプリント数は33位タイの55回。

【Qolyインタビュー】西芳照シェフと3.11。日本代表専属シェフが体験した東日本大震災—前編—