今季からセリエAのパルマでプレーする22歳の日本代表GK鈴木彩艶。
チームは2025年に入ってから勝ち星がなく、一時降格圏に低迷したことでファビオ・ペッキア監督解任に踏み切った。
そのなかで、鈴木は評価を高めている。欧州列強から熱視線を送られており、想定移籍金は4000万ポンド(75.7億円)。実際、そのポテンシャルは現役日本人選手のなかでも最高クラスといえる。
その鈴木はパルマファンが選ぶ2月のクラブ月間MVPに選出された。
『Forza Parma』は、「この日本人GKは最近の試合で信頼性と自信を見せている。(0-1で敗れた)ローマ戦で見せた技術的なジェスチャーは間違いなく記憶に残るものだ。鈴木は真の奇跡を起こし、0-2にするのを回避した」とその話題を伝えていた。
パルマは先月16日のローマ戦に0-1で敗れたが、鈴木が見せた驚異的な連続セーブは今季セリエAのベストセーブ候補に挙げられるなど称賛された。阻止されたローマ選手も「人生で一度も見たことがないセーブ」と脱帽していたほど。
そのパルマはクリスティアン・キヴ新監督の初陣となる先月22日のボローニャ戦に2-0で勝利し、残留圏の17位に浮上。1日には敵地でウディネーゼと対戦する。