フランスサッカー連盟はFCトゥールが消滅したことを確認し、すべてのリーグから排除する手続きを進めているとのこと。
FCトゥールは1951年に設立されたチームで、フランス中部の街トゥールに本拠地をおいていたクラブ。
1部リーグには1980年から1984年にかけて所属したのみであるが、長く2部から3部を戦い、数名の有名選手を輩出してきた歴史を持つ。
近年では後に代表選手となるオリヴィエ・ジルーやローラン・コシェルニ、メフディ・ベナティアらが所属したことがある。
ただ2017-18シーズンに2部で最下位となったあとは財政難に陥り、2019年にはリーグの裁定によって5部リーグへの降格処分を受けていた。
その後も常にリーグでは首位を走りながらも財政的な問題によって昇格が認められず、逆に2021年には再び6部リーグへの降格処分を言い渡されていた。
それから5部リーグへの昇格には成功したものの、今季は賃金や料金の未払いが続き、60万ユーロ(およそ9400万円)の負債を返済する目処が立たなくなったことから、昨年12月末から試合の開催が不可能になっていた。
最終的にFCトゥールの経営陣はブロ部門の解散を決定し、今月26日にそれをフランスサッカー連盟が承認したとのこと。