マインツ(ブンデスリーガ)のファンがかつて同クラブで監督を務めたユルゲン・クロップ氏を揶揄した。27日、スペイン『As』が伝えた。
2001年にマインツでトップチームの監督としてデビューし、その後ドルトムントやリヴァプールで数々の栄光を収めたクロップ氏。昨季限りで監督業から退き、現在はレッドブルのグローバルサッカー部門責任者となっているが、マインツのファンはこの状況を好ましく思っていないようだ。
ドイツのマインツでは、政治的風刺の祭典であるローズマンデー・カーニバルが行われるのだが、そこに出される出し物にクロップ氏を嘲笑したものが展示された。
紙幣でできた翼をつけて、レッドブルのトレードマークであるエナジードリンクの缶とサッカーボールを持っている姿が描かたクロップ氏の像がお披露目。そこに「クロップにとってかつては重要だったが、もはや重要ではない価値観。レッドブルが多額の資金で誘致したため、彼は勢いよく台座から転げ落ちている」とメッセージが込められている。
クロップ氏のレッドブル入り、古巣マインツサポーターも反発 「狂ったのか」
ドイツではレッドブルの資本によって急成長を遂げたRBライプツィヒに嫌悪感を示す層が一定数おり、レッドブルグループの一員となったクロップ氏の決断を、金銭的な理由によるものだとして批判する人も少なくないようだ。