U20アジアカップ、準決勝でオーストラリアを相手に0-2の敗戦を喫したU-20日本代表。
3大会ぶりのアジア制覇は果たせなかったが、4大会連続となるU-20ワールドカップ出場権は手にしている。
その立役者の一人が、今大会で日本の10番を背負った大関友翔。今月6日に20歳の誕生日を迎えたMFは、シリア戦でゴールを決めるなど躍動した。
今大会初のベンチスタートとなったオーストラリア戦でも、1点ビハインドの57分から川崎フロンターレの同僚・神田奏真とともに途中出場。その2分後に左足で放ったミドルシュートがクロスバーにヒットするなど、司令塔としてチームをオーガナイズし、たびたびチャンスを作り出した。
「得点が取れず、2失点してしまったので、すごく苦しいゲームになりました。悔しい思いでいっぱいです。自分もシュートチャンス…決定機が2回あったので、そこで自分が決めていれば、もっと流れも変わったと思うので反省しないといけないなと思います」
フラッシュインタビューで試合をそう振り返った大関。ワールドカップに向けたチーム・個人の課題についてはこのように話していた。
「アジア王者としてワールドカップへ行きたかったのですが、その目標は達成できませんでした。まだまだアジアでも勝てないということは、自分たちの力不足だと思います。ワールドカップまでまだ少し時間があるので、チームとして反省するところと、しっかりと課題が見えたのでそこを突き詰めてやっていければと思います」
アジアの頂点に立つことはできなかったものの、若きタレントたちが大きな可能性を示した大会となったU20アジアカップ。
すでにプロで“違い”を見せている2028年「ロス五輪世代」の日本人5名
今年9月からチリで開催されるU-20ワールドカップに向けて、それぞれが所属チームに戻り、さらなる成長を目指す。