中国で行われているU20アジアカップ。

U-20日本代表は、U-20W杯のアジア予選も兼ねた今大会で準決勝に勝ち進み、W杯行きをつかみ取った。

その日本と準決勝で戦うのはオーストラリア。

22日に行われたイラクとの準々決勝では後半途中までリードされる展開だったが、3-2で逆転勝ち。

W杯行きが決まると、20歳のGKスティーヴン・ホールらは思わず涙していた。

『Daily Mail』は「若き豪州代表がU-20W杯出場を決め、選手たちは涙に暮れる」と伝えていた。

ちなみに、ホールは、豪州AリーグのGK史上最年少となる16歳と350日でデビューした有望選手(現在は三笘薫も所属するブライトンが保有)。

豪州がU-20W杯出場をつかみ取ったのは2013年以来。それだけに選手たちは思わず感極まっていたようだ(敗れたイラクの選手たちも涙していたが)。

トレヴァー・モーガン監督は、W杯出場を勝ち取った意味についてこう語っていた。

「私は彼らを誇りに思う。あの子たちにとって、W杯に出ることは人生の目標だ。

彼らは予選を突破した。逆境に立たされながらも、それを成し遂げなければならなかった。ファイティングスピリットを見せなければならなかった。そして、彼らはその成果を出した。

このようなU-20のチームは、選手たちにレベルの高い大会に参加する機会を与え、いつかオーストラリア代表選手になれるようにするために存在する。

彼らは今、W杯に行くチャンスを得た。人生の凝縮された時期に、同世代の世界最高のチームと対戦し、最高の選手と自分を比較するチャンスを得る。

また、そのレベルでのパフォーマンスによってキャリアが変わる可能性もある。だから、多くのことが懸かっているし、その機会を得ることは、あの子たちにとって素晴らしいことなんだ」

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オーストラリアは今大会4試合に全勝(13得点5失点)。日本との準決勝は、日本時間26日の20時30分からDAZNで放送される。

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