昨年11月に行われたメヘレン戦の着地時にアキレス腱を断裂する大怪我を負い、それ以降はリハビリの日々が続いている日本代表DF谷口彰悟。
現在はベルギーを離れて東京で治療を受けている状況であるが、今回『hbvl』がZoomを通してインタビューを行ったという。
その中で谷口は以下のように話していたそうだ。
「最初の数カ月は楽ではありませんでした。これまでのキャリアでこんなに大きな怪我をしたことはなかったですし、毎日練習場でピッチに立てないことに慣れるのは時間がかかりました。
ただその間にも自分自身が成長しているのを感じていますし、これまで以上に強くなって戻ろうという意識が高まっています。
怪我の瞬間は、相手が近くにいなかったのに足の裏に激しい痛みを感じたんです。こんなにひどいものだとは思いませんでした。最初は捻挫か何かだと考えていたので、シーズン絶望だと聞いてびっくりしました。
周りからのサポートを受けていることを強く感じています。ベルギーのチームメイトやコーチからだけではなく、日本からもです。東京では理学療法士やドクターとともに生活していますし、トップアスリートのリハビリを専門としているスポーツセンターに通っています。
回復は順調なんですが、復帰までの日程については決めたくないんです。今のところはゆっくりと歩き始めている段階で、アキレス腱周辺の筋肉を強化して、怪我をする前のレベルまで筋力を回復させることに集中しています。
2026年のワールドカップに出る。怪我をしても、その目標は絶対に変わりません。まずはコンディションを整えて、そしてシント=トロイデンに貢献したい。それがうまくいけば、日本代表が次のステップになりますね」
30代なかばで深刻な怪我を経験した谷口であるが、来年夏に北米3カ国共同開催で行われるワールドカップに出場するという目標は変わらず、それに向けて着実にリハビリを進められているようだ。
なお、アキレス腱断裂の場合競技への復帰まではおよそ半年間が必要であると言われている。