広告やビジネスの要素が拡大しているスポーツ界。アスリートが得られる報酬についても多角化が進んでおり、一部のスターは信じられないほどの額を手にしている。

今回は『Sportico』から「世界で最も稼いでいるアスリート」の上位10名をご紹介する。

10位:ジョン・ラーム

スポーツ:ゴルフ

2023年の順位:2位

2024年の報酬額:1億508万ドル(およそ159.27億円)

そのうち広告料収入:2000万ドル(およそ30.31億円)

10位だったのはスペイン出身のゴルフ選手であるジョン・ラーム。2022年にサウジアラビアが支援している新しいゴルフトーナメント「LIVゴルフ」に参加することを決断した人物の一人だ。

そして昨年そのLIVゴルフでデビューを果たし、2度の優勝を飾って個人ポイント王者と賞金王に輝いている。この大会だけでも3500万ドル(およそ53億円)ほどを獲得していた。

9位:キリアン・エムバペ

スポーツ:サッカー

2023年の順位:5位

2024年の報酬額:1億1000万ドル(およそ166.73億円)

そのうち広告料収入:2500万ドル(およそ37.89億円)

2024年の半ばにパリ・サンジェルマンを離れてレアル・マドリーへと移籍し、キャリアの新たな段階へと足を進めたキリアン・エムバペ。

スペインでは当初苦戦していたものの、その後環境にも慣れたことで徐々に復調。カルロ・アンチェロッティ監督の下で力を発揮しつつある。

8位:カリム・ベンゼマ

スポーツ:サッカー

2023年の順位:12位

2024年の報酬額:1億1600万ドル(およそ175.82億円)

そのうち広告料収入:800万ドル(およそ12.13億円)

レアル・マドリーを退団してからサウジアラビアのアル・イティハドへと移籍したカリム・ベンゼマ。クリスティアーノ・ロナウドを追うようにわたった中東の国で、信じられないような額の報酬を受け取っていると言われる。

広告料収入ではそれほど高くない数字になっているものの、クラブからの給与やそれ以外の部分での報酬が非常に大きいようだ。

7位:オレクサンドル・ウシク

スポーツ:ボクシング

2023年の順位:100位圏外

2024年の報酬額:1億2200万ドル(およそ184.92億円)

そのうち広告料収入:200万ドル(およそ3.03億円)

報酬額の波が激しいボクシング。そのスポーツで今年2番目に稼いだ男は、ウクライナ出身の38歳オレクサンドル・ウシクであった。

昨年5月にはサウジアラビアのキングダム・アリーナでタイソン・フュリーとヘビー級4団体王座統一戦を行い、判定勝ち。12月に行われた再戦でも改めて勝利を収め、王座を防衛している。