セルティックは12日、UEFAチャンピオンズリーグのノックアウトフェーズプレーオフでバイエルンと対戦。1-2で敗れた。
試合はバイエルン優勢で進み、守護神カスパー・シュマイケルの好守などでしのいでいたセルティックだが、前半アディショナルタイムにマイケル・オリーセの強烈弾で失点。
後半開始早々の49分にもハリー・ケインの追加点を許し、2点のリードを奪われる展開となる。
ホームで苦しい状況に追い込まれスコットランド王者。そこに待ったをかけたのが、27歳の日本代表FWだった。
79分、コーナーキックから最後はヤン・ヒョンジュンがシュートしたボールを前田が頭で合わせてゴール。1点差に詰め寄る貴重な追撃弾で、1週間後に行われるアウェイでの第2戦へつなげている。
地元メディア『67 Hail Hail』は採点で前田にチームトップタイの7を与え、以下のように評した。
「ほとんど守備に追われていたせいで、ウィングでスピードを生かすチャンスはなかった。しかし、ジョタがアダム・イダーに代わって入った後は中央で起用され、最終ラインに仕掛ける機会が増えて持ち味を発揮。相手のミスを誘って決定機を迎えたものの、惜しくも枠を外してしまった。それでも最後は粘り強いプレーの末にゴールを決めた」
なお、前田はこれでセルティックで決めたCLの通算ゴール数が4点に。最強レジェンドのヘンリク・ラーションや、セルティックのご意見番として名高いクリス・サットンら3点のOBたちを抜き、CLのクラブ歴代得点ランキングで単独トップに立っている。
絶好調の前田擁するセルティックは、15日のダンディー・ユナイテッド戦を経て、18日のバイエルンとのリターンマッチに臨む。