29日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ最終節で、PSVアイントホーフェンはリヴァプールを相手に3-2で勝利を収めた。

7連勝で首位に立っていたリヴァプールはすでに決勝トーナメント進出が決定していたため、主力の多くを休めて遠藤航らバックアップの選手を中心にメンバー構成していた。

対するPSVは決勝トーナメント進出となる8位以内を確保するためには勝利しなければならない試合で、モチベーションに大きな違いがある対戦だった。

そこでPSVは2回の逆転を果たすなど粘りを見せ、試合終盤をリードして迎えることに成功。さらにリヴァプールが退場者を出したことから有利な状態となり、最後はボール回しで時間を使いながら試合を締めくくった。

しかしながら、PSVの監督を務めているピーター・ボス氏はそのプレーに苦言を呈したという。『Mirror』によれば以下のように話していいたそうだ。

「本当にひどいプレーだと思った。腹立たしい。場違いだよ。彼らはあんなプレーをするべきではなかった。

選手たちがあの時間帯にやったのは、バックヒールやノールックパスを使った『ロンド』の一種だった。

もし私がその場にいたら、膝から下を切り落としてやっただろう。あんなことはすべきじゃない。リヴァプールに対して敬意を払っていない。

まだチームに対してそのことについては話していないが、伝えなければならないことだ。

観客を楽しませるのは重要なことだが、やり方が間違っている。あのような狂乱がなければ、もっとファンを楽しませられたはずだよ。

試合自体は楽しく観戦できた。リヴァプールが最高のチームではなかったことは承知しているが、それでもピッチには質の高い選手が揃っていた。それに対して我々はベストなサッカーをしようと努めた」

ピーター・ボス監督はPSVアイントホーフェンの選手たちが時間稼ぎのために無駄なトリックをしていたことに苦言を呈し、相手に対するリスペクトがないと怒りを見せていたという。

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なお、PSVが公式戦でリヴァプールに勝利したのは歴史上初めてであり、この日は記録的な勝利になったとのこと。

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