スロバキアを経てロンドンの世界的名門へ

ヤクブ・キヴィオル

ポーランド期待のレフティーセンターバックのキヴィオルは、プロキャリアで1度も母国でプレーしたことがない珍しい選手だ。ベルギーの名門アンデルレヒトのアカデミーを出ると、スロバキアの中堅クラブであるシュポルト・ポドブレゾヴァーでプロキャリアを開始した。

そこでのポテンシャルが評価されてスロバキアの名門ジリナへ入団。ここからリーグ屈指のセンターバックと評価されるようになり、当時イタリア1部のプロビンチャであるスペツィアへ加入。イタリアでもそのポテンシャルの高さを証明し、2023年にアーセナルへ大きくステップアップした。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナからバロンドール獲得へ

ルカ・モドリッチ

説明不要の稀代のテクニシャンもまたユニークなキャリアを歩んだ。クロアチアの名門ディナモ・ザグレブの下部組織からトップチームに昇格するも、クラブの期待の星であったMFニコ・クラニチャールとのポジション争いに敗れてボスニア・ヘルツェゴビナ1部ズリニスキ・モスタルへ期限付き移籍で加入した。

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ボスニア・ヘルツェゴビナでプロデビューを飾ってから、並外れた攻撃センスと筆舌しがたい優れた技術で頭角を現した。その後はトッテナム、レアル・マドリーとステップアップして2018年にはバロンドールを獲得。過去にクロアチア国内紙のインタビューで「ボスニア・ヘルツェゴビナでプレーした選手なら世界のどこでもプレーできるよ」とタフさを身に着けたと語っていたという。

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