Jリーグ創成期に輝いた元祖天才

礒貝洋光

所属した主なJリーグクラブ:ガンバ大阪

ポジション:左ウィング、攻撃的ミッドフィールダー

『カナリア軍団』と称された全盛期の帝京高時代で1年次から背番号10を託された磯貝は、ずば抜けたボールコントロールとチャンスメイクで天才という評価を若くして確立した逸材だ。

東海大時代も大学屈指のプレーメーカーとして君臨し、大学卒業後はガンバ大阪に加入した。1995年にはリーグ戦37試合13得点と活躍して日本代表デビューを飾った。その後は浦和レッズへ移籍するも、29歳で現役を引退。引退後はPGAプロテスト(プロゴルファーの試験)を受けるなど話題となった。

高校時代に日本代表に選出された天才

市川大祐

所属した主なJリーグクラブ:

ポジション:右サイドバック、右ウィング

日本代表最年少出場記録(17歳322日)を樹立した市川は、卓越したボールタッチ、効果的なオーバーラップ、精度の高い高速クロスで清水エスパルスの右サイドで存在感を見せた逸材だった。

1998年4月1日の韓国との親善試合でデビューした最年少出場記録は現在も破られていない。スーパー高校生と若くして台頭した右サイドバックだったが、度重なる負傷やオーバートレーニング症候群などの影響で日本代表は10試合出場に留まった。それでも清水でリーグ戦325試合に出場して、クラブのレジェンドとして名前を刻んだ。