ドイツ1部のボルシア・ドルトムントは22日、UEFAチャンピオンズリーグのボローニャ戦に1-2で敗れたことを受け、ヌリ・シャヒン監督との契約を解除したと発表した。

36歳のヌリ・シャヒンはドルトムントのアカデミーで育ち、10代の頃から天才MFとして活躍。2010-11シーズンには欧州移籍1年目の元日本代表MF香川真司とチームメイトとなり、リーグ優勝に大きく貢献した。

レアル・マドリーやリヴァプールでもプレーしたが成功はできず。ドルトムント復帰などを経て、2021年にトルコのアンタルヤスポルで監督に就任するため電撃的に現役を引退。

2023年12月までチームを率いると、翌2024年1月からはドルトムントのアシスタントコーチに就任。そして今季、エディン・テルジッチ監督の退任を受けて開幕からチームを指揮していた。

ドルトムントのスポーツダイレクター、ラース・リッケン氏は監督解任について「私たちはヌリ・シャヒンと彼の仕事を非常に高く評価しており、長期間にわたり協力していきたいと考えていました。最後まで一緒にスポーツ面での立て直しを果たせることを望んでいましたが、4連敗、直近9試合で1勝しかできず。現在ブンデスリーガで10位という状況では、この体制で目標を達成することは困難であると信じざるを得ませんでした。この決断は個人的にも非常に苦しいものですが、ボローニャでの試合後、避けられない判断となりました」とコメント。

解任されたヌリ・シャヒンは「残念ながら、現時点でボルシア・ドルトムントのスポーツ的な野心を実現することはできませんでした。この特別なクラブの未来に幸運を祈ります」と語っている。

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ドルトムントは、1月25日のヴェルダー・ブレーメン戦で指揮を執る監督について、近日中に発表する予定だという。

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