スコットランド王者のセルティックで得点を量産してきたFW古橋亨梧は、1月20日で30歳になった。
Jリーグ時代はアタッカー色が強かったが、欧州ではワンタッチでゴールを奪う点取り屋に変貌した。
『CIES Football』によれば、古橋は、欧州トップリーグ以外で、「スペースへのボールを要求するランニングの割合」が最も高い選手だという(97.2%)。
『ボールを要求するランニング』とは、「0.7秒以上・時速15キロ以上で行う、ボールを保持している味方のパスの選択肢となる走り」。
そのなかで、「スペースへのボールを要求するラン」は、ボール保持者より前への走り込みを意味する。
つまり、古橋は、ボール保持者の後ろや横ではなく前方に走り込む割合が非常に高いという。
ゲームメイクなどにはあまり関与せずに、常にゴールを意識している表れともいえそうだ。
その一方で、森保一監督が率いる日本代表のプレースタイルにあまりフィットしない理由にもなるかもしれない。
古橋は、上田綺世の負傷もあり、昨年11月に1年ぶりに日本代表に呼び戻されたが、起用されたのは13分だけだった。
ちなみに、プレミアリーグのなかで、「スペースへのボールを要求するランニングの割合」が最も高いのは、レスターFWジェイミー・ヴァーディ(96.2%)。マンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドも93.9%で3位となっている。