「今思うと受け身だった…」沼津で芽生えた、地域の人と共に戦う気持ち

自身初のJ3リーグで熾烈なリーグ戦を戦う日々は、川又の人生観にもさまざまな好影響を及ぼしたという。

「試合だけではなく、地域貢献なども必死に頑張りながら上を目指しているチームの姿を見て僕も感動しましたし、僕自身も感謝の気持ちを持ってプレーする大切さを知ることができた。サッカー以外の部分においても大きく成長させてもらっていると思います」

アスルクラロ沼津は幼稚園のサッカー教室を発祥とし、新体操やテニス、チアリーディングといったさまざまなスポーツクラブを展開する総合型スポーツクラブでもあり、地域の人々がスポーツに取り組む場所としての役割も果たしている。

©azul claro

また障がい者サッカーをはじめとするさまざまな活動にも取り組んでおり、スポーツを軸にした地域の発展に取り組んでいる点も、他のクラブには見られない特徴と言えるだろう。

「これまでの在籍クラブでも地域のイベントに参加したこともありましたけど、今思うと受け身だったなと……。沼津に加入したことで、自分自身の意識も大きく変わって、地域の皆さんとの交流も自分から率先してできるようになってきた。沼津の環境が自分自身を変えるきっかけを作ってくれたと思っているんです」

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これまでにJ1で70得点、J2で26点をつみ重ねてきた川又は、波乱万丈の2024年シーズンを最後まで走り抜ける。

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