17日、第103回全国高校サッカー選手権大会の鹿児島県大会・決勝が行われ、神村学園を退けた鹿児島城西が優勝と全国への切符を手にした。

CS放送日テレNEWS24と日テレジータスで放送されている各地区大会の決勝。

鹿児島は異例とも言える2日連続での開催となった。

16日の準決勝では、鹿児島城西が鹿児島を3-1で破り、神村学園が鹿児島実業を9-0で破って決勝へ駒を進めた。

神村学園は近年、福田師王(現ボルシアMG)、吉永夢希(現ヘンク)らを輩出。今年は、卒業後のヨーロッパ挑戦が囁かれるU-18日本代表MF名和田我空という超高校級を擁し、史上初の8連覇を狙った。

一方の鹿児島城西はあの大迫勇也(現ヴィッセル神戸)を輩出したことで知られ、8年ぶりの王座奪還を目指す。

試合は、技術面で勝る神村学園がボールを回しながら優位に進めるが、鹿児島城西も粘り強く戦い、縦に早いシンプルな攻撃から得点を狙う。

拮抗した展開で0-0のまま時間が経過し、延長戦へもつれ込むかと思われた。

しかし80分(フルタイムは80分)を迎えようとした終了間際、鹿児島城西がわずかなチャンスを逃さず、2年生のU-18日本代表FW大石脩斗が決勝ゴールを決めた。

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大石は2年生ながら身長185cmで“大迫2世”として期待される逸材。

そんな2年生エースの決勝点により鹿児島城西が神村学園の8連覇を阻止し、8年ぶり8度目となる全国への切符を手にしている。

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