雨の国立競技場でアルビレックス新潟を下し、JリーグYBCルヴァンカップを制した名古屋グランパス。

異なるクラブで3度目の制覇となった長谷川健太監督は試合後、選手たちと喜びを爆発させていたがこんな人とも一緒に祝福していた。

ヴェルディ黄金期のスター選手で、引退後はタレントとして活躍する元日本代表FW武田修宏(57)だ。

長谷川監督と武田は同じ静岡出身で、清水東高校の先輩・後輩にあたる。

武田が1年生の時に、3年生だったのが長谷川健太、大榎克己、堀池巧のいわゆる“清水東三羽烏”。武田は1年生からエースとして活躍し、長谷川監督らとともに清水東を高校選手権準優勝へと導いている。

そんな武田は現役後の2005年にはS級ライセンスを取得しており、ことあるごとに「監督になりたい」とアピールしてきた。

ただこれまで本格的な指導経験はゼロ。後輩の行く末を案じたのか、今年、長谷川監督が武田を名古屋の特別コーチとして呼んでいた。

それで優勝の喜びをピッチで分かち合っていたというわけだ。

現役時代の武田は卓越したポジショニングと嗅覚でこぼれ球に詰めた点取り屋だった。その効果か、決勝ではFW永井謙佑が武田ばりの決定力で2得点。

永井は試合後に武田と満面の笑みで2ショットに応じていたが、一方で最後のPKキッカーを務めたFW山岸祐也は「写真撮ってくれなかったですね。悲しいです、、」とコメント欄で残念がっていた。

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なお、名古屋のGMを務める元日本代表MF山口素弘は、「今年から試みでポジション別の特別コーチを作ってFWは武田さんにお願いした。今のところあまり点は取れていない。点を取り出したら武田さん胸張ってくる」と前園真聖のYouTube『おじさんだけど、遊んでもいいですか?』に出演した際に話していた。

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