サッカーの冬の風物詩の一つ、全国高校サッカー選手権の予選が始まった。
鹿児島では10月28日(月)に県大会1回戦が各地で開催。前回の選手権ベスト8で県大会7連覇中の神村学園が屋久島を相手に22-0の大勝スタートを飾っている。
神村学園は、高校・ユース年代最高峰の高円宮杯U-18プレミアリーグでもWESTの5位につける全国屈指の強豪。1回戦から登場すればこういったスコアになることもやむを得ないと言える。
ただ、1年前の前回大会では、初戦のスコアが3-1と接戦だった。
というのも前回の2023年度大会、神村学園はなんと準決勝から登場。スーパーシードという扱いで、初戦の出水中央戦を3-1で制すと、決勝の鹿児島城西戦も1-0で勝利し7連覇を達成している。
このようなスーパーシードが鹿児島県大会で導入されたのはこの時が初めてだった。
正式な理由は明らかとなっていないが、昨年は11月から12月にかけてU-17ワールドカップがインドネシアで開催。神村学園からは名和田我空(現3年生)と吉永夢希(現ヘンク)の2選手がU-17日本代表に選出されており、そちらとの日程の兼ね合いとされている。
県大会自体も、11月11日の準々決勝後、神村学園が登場する準決勝が行われたのは1ヵ月以上が経った12月15日。選手権開幕を約2週間後に控えた異例の時期だった。
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今年度はシードにも入らず、1回戦からの登場となった神村学園。大会日程も通常通り11月に終了する予定で、決勝戦は11月17日(日)に白波スタジアムで開催される。