ドーピング検査でテストステロン(持久力を高めるホルモン)上昇が発覚し、出場停止処分を受けたユヴェントスのポール・ポグバ。
昨年9月から暫定的な出場停止となっていたが、今年2月にイタリアのアンチドーピング機構(NADO)から4年間の出場停止処分を受けた。
ただ、『BBC』によれば、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への控訴が認められたため、ポグバの出場停止期間は4年から18か月に軽減されたという。出場停止は2023年9月から換算されるため、ポグバは2025年1月から練習再開、同年3月に復帰できることになった。
そのポグバは、このような声明を発表している。
「ついに悪夢が終わった。もう一度夢を追い求めることができる日を楽しみにしている。
医師から処方された栄養補助食品を摂取したが、世界アンチドーピング機構の規定に故意に違反したことはないと述べてきた。あれは男性アスリートのパフォーマンスに影響を与えたり、向上させるものではない。
自分は誠実にプレーしている。これは無過失責任違反であることを受け入れなければいけないが、自分の説明を聞いてくれたCASの判事には感謝したい。
人生において大きな苦悩の時期だった。なぜならこれまで懸命に働いてきたことすべてがとん挫してしまったから」
ポグバは1993年3月15日生まれなので、復帰は32歳を迎える前後になりそうだ。